未明

未明とかいて正確にはびめいと読むのですが、まあ、たいていはみめいと読んでしまいますね。

小川未明はわたしの最も好きな童話作家です。
童話作家って言い切っていいのかわからないんですが、本人が「今後は〜」と書いているし、みたいな。
彼の作品が童話でいいのか、というのは、本当に、難しいなあと思います。
少なくとも大半の作品は子供向けでなく、子供向けだろうと思われる作品は割と戦争色の多いものがあり。
現在によく読まれているものは、大人向けの童話がおおいな、と思うのです。

代表作は「赤い蝋燭と人魚」「野ばら」「金の輪」「二度と通らない旅人」あたりだと思います。
「野ばら」「二度と……」の二作品は、小学校の国語または道徳の教科書に載っていたのを覚えています。
「野ばら」はわりと性癖にあう方が多いのでは。